宗我神社例大祭
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撮影日 2014, 9, 28 |
1 神社 |
神社名 宗我神社(そがじんじゃ) |
所在地 神奈川県小田原市曽我谷津387 |
創建 長元元年(1028) |
社格 郷社 |
祭神 宗我都比古之命(ソガツヒコノミコト) |
宗我都比女之命(ソガツヒメノミコト) |
応神天皇(オウジンテンノウ) |
桓武天皇(カンムテンノウ) |
小沢大明神(オザワダイミョウジン) |
神紋 左三つ巴紋 |
由緒 昔、先づは此の曽我地方の先住民族が祈願の的として神仏の区別無く |
「小澤大明神」を崇拝して現在の地に祀った。長元元年(1028)、 |
宗我播磨守保慶が祖先宗我都比古命の御霊を分霊し当所に下り |
宗我都比古神社の神号を請い、併せて武内宿祢命をも祀り、社を創建、 |
九百年前頃、曽我祐信に依って神社として今の祭神(小澤大明神、 |
宗我都比古、宗我都比女)を再興し、明治初年の神仏分離に依って |
宗我都比古、宗我都比女を主祭神にして、永く当地曽我郷の総鎮守 |
産土神として祭祀される。 北条、稲葉、大久保の小田原藩主に相次いで |
尊崇され、現在の社殿は藩主稲葉氏の造営から初まり、再三の震災、 |
火災に逢い、其の都度再建、補修されて、今日に至った。 |
2 祭典日程 |
9月29日に近い日曜日(訪問日 2014, 9, 28(日)) |
【第一日目】 午前 10:30 山車参道整列 11:00 猿田彦・山車宮入り |
11:30 曽我神戸神輿宮入り |
12:00 囃子・高砂の舞・獅子舞奉納 |
午後 1:30 山車宮出し 14:30〜15:00 下曽我駅前整列 |
3 山車・屋台 詳細 → 詳細ページへ |
宮本(曽我谷津) 小田原型山車(下層格子囃子台唐破風上屋付四輪屋台) |
曽我原 小田原型山車(下層格子囃子台唐破風上屋付四輪屋台) |
曽我別所 小田原型山車(下層格子囃子台唐破風上屋付四輪屋台) |
上曽我 小田原型山車(下層格子囃子台唐破風上屋付四輪屋台) |
曽我岸 小田原型山車(下層格子囃子台唐破風上屋付四輪屋台) |
曽我神戸(神輿) 鳳輦1基 |
4 所感 9月29日に近い日曜日ということで、今年は9月28日になった。事前の調べで |
11時に屋台の宮入りということがわかり、なるべく早めに神社到着してできれば |
宮入り前の会所で屋台の細部を見ておきたかった。 |
8時45分に上府中公園の駐車場に到着して車を置く。神社まで徒歩で15分 |
くらいかなと思っていたが、ちょっと遠回りして参道から坂道を登って宗我神社に |
ついたのは9時30分になってしまった。 |
神社の周りを見てから各会所に回ろうと囃子の音のする方に足を向け、参道と |
別の急坂を下っていくと、もう曽我岸の屋台が町内を回り始めている。こういう |
状態になると、各会所を回っても出発した後だし撮影もできないので、とりあえず |
曽我岸の屋台を追っていく。やがて県道72号下曽我駐在所前の信号から神社 |
参道に入っていくと鳥居の前に地元宮本(曽我谷津)の屋台が待っていた。 |
宮入りの順は宮本が一番先で曽我原、曽我別所、上曽我で曽我岸が一番最後 |
である。囃子と舞の奉納後宮出しの順は逆で曽我岸から出て参道を下り、 |
下曽我駅に向かう。 |
さて、宮入りは宮本から始まって拝殿の前左側に整列する。ここで囃子の競演。 |
拝殿には階に宮神輿が据えられていた。宮神輿は4年に一度の大祭の時にしか |
担ぎ出さないらしい。5台の屋台が整列し終わると曽我神戸の町内神輿(鳳輦)が |
入ってきた。12時。拝殿前で差し上げて神輿を鳥居に向けて下ろす。 |
曽我別所の屋台の前に高砂人形が飾られる。この宮入りの時だけで曳き回しの |
時にははずすという。各町内休憩に入る時、境内に建つ舞殿というかステージで |
獅子舞が踊られていた。拝殿内では高砂の舞が奉納されるということだが、こち |
らは見ることができなかった。 |
休憩中は屋台の細部を撮影する。5台が境内のスペースからギリギリにつけられ |
ているため、両側面の撮影は困難であった。やはり早い時間に屋台置場で撮影 |
しなければいい写真は撮れない。彫刻師の名前はほとんどが不明だが、なかなか |
しっかりした彫り物が下層に付けられていて重厚感をもつ。どこかに説明資料が |
あるだろうか。屋台はやはり小田原型山車で2層になっており、下層は格子回り |
4輪で車輪は小さく梶もない。梃子棒を車輪に当てて転回したり制動をかけたり |
する。上層はここでは上屋というが、下層の中に階段があって上って上は囃子台。 |
屋根は抜けていて大太鼓1、小太鼓4が前に座り鉦が1、笛は5〜8人程度が |
上屋に立って演奏していた。上曽我の囃子保存会の方に聞いた話で、神社奉納時 |
の曲は段物で(屋台・昇殿・鎌倉・四丁目・神田丸)の繰り返し。神田囃子である。 |
曳行時は道中囃子(小田原囃子)だそうである。 |
13時30分、曽我岸から宮出し。5台が順に参道を下って下曽我駅前に集結。 |
最後に町内回りをした曽我神戸の神輿も加わって駅前で盛大に囃子の演奏。 |
どうもこの後はそれぞれ町内巡行して解散らしいので、所用もありここで |
曽我の地を後にした。15時であった。 |
宮入り・宮出しの列の先頭に猿田彦とあったので、例の天狗衣装の先導かと |
思えば曽我別所の笠鉾に猿三番叟の人形が乗ったのを猿田彦と呼んでいる。 |
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