十里木街道(十里木・十里木駐車場〜須山・須山交差点)



アルバム



日時・行程
          2015年6月22日
          十里木駐車場 〜 十里木関所跡 〜 忠ちゃん牧場入口(道しるべ第18号) 〜
          県道157号 〜 裾野・御殿場市境(東富士演習場) 〜 国道469号 〜
          十里木南交差点 〜 国道469号 〜 愛鷹山登山口 〜 神明神社 〜
          須山交差点 〜 須山駐在所前(道しるべ第46号) 〜 須山交差点(バス停)


地図

国土地理院地形図     現地住宅地図(ゼンリン)



十里木駐車場 十里木関所跡 関所跡の馬頭観音群 十里木バス停


第3回目のスタートは前回の到着地点、十里木駐車場からになる。ここまで車で来て駐車する。
駐車場から5分で左手に十里木関所跡がある。ここには数基の石塔・石像があり、その文字は
風化が激しくてほとんど判読不能の状態であるが、寛政とか弘化とか読めるものがわずかにあった。
関所跡の先の十里木バス停を過ぎる。ここからは御殿場駅行きのバスになる。



富士の巻狩御本陣跡 十里木交差点に下っていく 十里木交差点 富士山須山口登山歩道


十里木は源頼朝の富士の巻狩りの舞台であった。鎌倉から足柄を越えて十里木から白糸まで
広大な富士山麓で巻狩りを行ったことが土地の地名にいくつも残されている。その一つ、十里木
バス停から東に向かって歩いていくと左手に「頼朝の井戸」。さらにその先右手に「御本陣跡」という
標識を見つけた。普段はなにげなく車で通過してしまうので気がつかないが、こうして1歩1歩歩いて
行くと思わぬ発見をすることがある。関所跡から30分。十里木交差点に出る。交差点手前の左手は
富士サファリパーク、交差点を左に登ると富士山資料館がありさらに水ヶ塚公園・駐車場方面である。



忠ちゃん牧場入口 牧場入口の道しるべ 道しるべ第18号 国道を須山に下りていく


十里木交差点は直進して、左手に須山口登山歩道の入口。その先に忠ちゃん牧場入口があって、
大きな石塔2基が見えていた。その内の右側が道しるべ第18号である。その表示は右須山へ
左印野へ、荻原へ、須走へそして左側面には十里木へとあった。ここから当時は忠ちゃん牧場を
通って東に道は伸びていた。大野原を通り十文字辻から印野に出ていた。その道は現在県道
157号であるが、印野までは東富士演習場で分断されている。道しるべから国道を少し下りて
左に入る道があり行ける所までと思い入ってみた。



牧場入口下を左折する 県道157号は通行禁止 国道まで戻る 十里木南交差点を直進


やはり県道とは思えない道を演習場の発砲音を聞きながら入っていく。するとすぐに通行禁止で
注意看板が大きく出ていた。本来ならここから大野原を通って印野に出られるはずなのに、しかたなく
国道まで戻る。国道を下ること700mで十里木南交差点。このT字路を左折すると須山を通らずに
大野路から御殿場方面に国道469号に合流する。しかしここは須山方面に真っ直ぐ下りていく。



国道469号を須山に向かう 愛鷹山登山口を通過 神明神社 神明神社拝殿


十里木南交差点からどんどん下って10分で愛鷹山登山口を通過する。ここからは越前岳・位牌岳
への登り口である。さらに下ること15分、右手に神明神社の赤い鳥居が見えてくる。



須山口登山歩道が交差 観音堂(再建工事中) 右手が浅間神社入口 須山交差点から愛鷹山を眺める


神明神社から3分下った所で須山口登山歩道と交差している。須山浅間神社から富士山須山口は
宝永4年の噴火以降登山路が閉ざされ、平成の時代になって地元有志により新しく須山口登山歩道
としてなるべく旧道に近いルートを設定、案内表示を建てたものである。浅間神社を出た後はこの
国道469号を絡むように何度か横断して登って行っている。さて、須山交差点はもうすぐである。
交差点の手前200m程の所に観音堂。しかし、現在は再建されるのか更地になっていた。



須山交差点手前 須山駐在所前 道しるべ第46号 須山交差点


いよいよ第3回もあとわずか須山交差点である。ただ、この交差点の須山食堂前にあったはずの
道しるべが見あたらない。よくよく探してみると駐在所前にそれらしき石塔と小さな石が建てられ
ている。表示を見ると右矢印の下に裾野、御殿場で左矢印の下には十里木とある。この道しるべ
第46号の造立位置は元々須山食堂前ではなくて反対側にあったものであろう。第3回は第46号を
確認して次回に移ることにした。帰りは須山浅間神社から須山口登山道調査の第1回目をかねて
須山口登山歩道を十里木まで登り富士山資料館に立ち寄る。



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