鷹 ノ 巣 城
第1回 現地踏査記録 |
日時 2004年8月11日 |
コース 富士市(自宅)5:30 → R1 → 沼津 → 三島 → 山中城址 → 箱根峠 → |
箱根町 → 屏風山囲郭 → 箱根旧街道 → 元箱根 9:40 |
元箱根 9:55 → 湯坂路入口 10:07 → 鎌倉古道入口 → 鷹ノ巣山 10:25 → |
小涌谷分岐 → 浅間山 11:00 城山往復 11:25 → 浅間山 → 宮ノ下分岐 → |
千条の滝 → 小涌谷駅12:40 → 箱根町 13:25 |
参考地図 1/25000地形図(箱根) 現地住宅地図(ゼンリン) |
踏査地点 鷹ノ巣山 |
浅間山 城山 |
行動記録 屏風山囲郭を降りて箱根旧街道から元箱根に出て、バスで国道1号を湯本方面に乗り湯坂路入口で |
降りる。バス停からやや下った所に鎌倉古道の標識とコース説明版が建っていてそこから入っていく。 |
10:10国道を入るとすぐに道が二又に分かれ、鷹ノ巣山へは真っ直ぐに進むわけだが、右手は標識に |
よると「飛竜の滝・畑宿」となっている。こちらが畑宿を通り箱根旧街道を経て元箱根へと通じている。 |
この分岐を道標の「鷹ノ巣山」に従い鎌倉古道を辿る。一面ススキの原を抜け左右は桧の樹林帯。 |
右手の樹間にやや小高くなった土塁状の部分が100mも続くが、人工的なものか自然地形の起伏 |
かは定かでない。 |
入口からなだらかな道を約15分程行くと、両側のアジサイに出迎えられて鷹ノ巣山の頂上に着く。 |
山頂部は城郭らしき遺構は全く見うけられず、最高点834m地点は南北25m東西9.7mの長三角形 |
の平坦部と西側におよそ3.5m下がった堀状の部分が見られるだけである。しかし、これとても人工的 |
に削平し南西側を掘ったのかどうか不明である。 |
10:45鷹ノ巣山を後にして浅間山へと向かう。ここまでの踏査で「箱根町誌」に記載されていた遺構と |
思われる土塁・5つの削平面・階段状の小平坦部等々は、言われればそう見えなくもないが全く断定 |
できるものではない。 |
小涌谷への林道を渡り浅間山に登っていく。ここから10分程で細長く開けた山頂に着く。標高802.2m |
地点だ。東西に長く周りは針葉樹林に囲まれ見通しが悪い。山頂の南側を鎌倉古道が通り、北側に |
尾根を辿ると宮ノ下・千条の滝経由小涌谷への分岐がある。この山頂平坦部の東端からなだらかな |
東に伸びる尾根を進んでいく。ノンビリと15分緩やかに下った鞍部からは北側に大平台への道がある。 |
ここを真っ直ぐ東の方にやや登りかえして又、東西に長い尾根の平坦部を見ることができる。地形図の |
640m地点だと思われるが、何の表示もないここを城山だとみなす。 |
鎌倉古道の通るこの尾根上の浅間山から城山一帯は細長い比較的平坦な尾根筋ではあるが、陣場と |
するには南北にやや狭い感がある。 |
11:25浅間山にひき返す。小田原・湯本から湯坂路を登ってきて鷹ノ巣山が双耳峰であることから |
浅間山を前鷹ノ巣、鷹ノ巣山を後鷹ノ巣と呼んでいたことでもあり、浅間山山頂部に鷹ノ巣城があって |
鷹ノ巣山から城山にかけて上方軍が分散して陣を張ったのではあるまいか。 |
そんなことを考えながら11:37〜11:55まで昼食をとる。折悪しくガスと霧雨で全く視界がきかない。 |
早々に食事を終え山頂の分岐から北に進路をとる。約5分程で宮ノ下への分岐に出る。ここを左に折れ |
小涌谷の方に向かう。 |
灌木帯の中をぐんぐん下って行き12:25千条の滝に降り立つ。ここからは平坦な道をノンビリ歩いて |
15分で小涌谷駅に着く。小涌谷駅前からバスで箱根町まで戻った。乗車時間は35分である。 |
行動時間 約3時間30分 |